『生成AIツール for Excel』をOfficeストアで公開

すべてのオフィスワーカーがExcelユーザーからAIユーザーに変わる


プレスリリース

2023年11月24日 ChatGPTの先進的機能をMicrosoft® Excel®の関数として利用

株式会社ビジー・ビー(本社:東京都港区、代表取締役社長:牟田口陽介)は、独自に開発したマイクロソフトの表計算ソフトExcelシリーズ用のアドイン『生成AIツール for Excel』を同社Officeストアで11月24日に公開しました

『生成AIツール for Excel』は、米国OpenAI社の生成AIであるChatGPTの機能をExcelの関数として利用するためのアドイン・ソフトウェアです。同様のアドイン・ソフトウェアはすでに多く公開されていますが、弊社が開発したアドインは以下の3点が大きな特長です。

1. 日本語対応である

設定画面を日本語で記述しました。既存のアドインは英語のみの説明であるのに加えて、生成AIの専門用語があるため分かりにくい問題がありました。

2. 「会話の続き」を生成できる

Excel関数を使って、APIなしで会話の続きを生成できます。PythonやJavaScriptのスキルがなくても、Excelでデータを用意するだけでAIの応答内容を調整できます。

3. テキストを分類できる

生成AIは一般的に機械学習の研究分野である分類や感情分析の機能が備わっています。ChatGPTでは適確にプロンプトを記述する必要がありますが、Excel関数だけでテキストの分類、感情の読み取り、内容が肯定的か否定的かを判断できます。

■ なぜ、ExcelからChatGPTなのか?


ChatGPTは2022年11月にGPT3.5が発表されて以来、全世界で注目されています。しかし、国内外の用途を比較した場合、英語圏では会話やコード生成に加えて「分類」や「タグ付け」などがランクインするのに対して、国内では「アイデア出し」「飲食店の検索」といった用途が目立ち、生成AIの性能を引き出しているとは言いがたい状況です。そこで弊社では、生成AIの恩恵を日本企業が享受するために、すべてのオフィスワーカーをAIユーザーに変える「オフィスワーカーのDX」をテーマに検討を重ねました。


とはいえ、ChatGPTへの適切な指示(プロンプト)はユーザーのスキルに依存し、日本語よりも英語で性能が高まる傾向があるなど「オフィスワーカーのDX」には多くの課題があります。PythonやJavaScriptの知識を前提に説明するAI専門家もいますが、多くのオフィスワーカーにはリスキリングが必要になります。そこで弊社では、オフィスワーカーの基礎スキルであるExcel用のアドインを開発することにしました。


『生成AIツール for Excel』では、ChatGPTを利用する汎用型の関数に加えて、分類専用の関数を用意することで、特にアンケート処理など、Excelによるテキスト処理の実務を画期的に効率化できると確信しております。さらに弊社では、生産設備等のフィールド業務でも利用できる機能の提供を通じて、日本企業のDXを支援して参ります。


■ ビジー・ビーについて

ビジー・ビーは、フィールド業務 D X 向け点検・検針業務のオフラインサービス「点検エース シリーズ 」の 開発・販売、 お客様へデジタルマーケティング分野の ご提案 をしております 。

会社名 株式会社 ビジー・ビー
所在地 〒107-0051 東京都港区元赤坂 1-7-10 グランドメゾン元赤坂 2F
設⽴  1997 年 7 ⽉ 16 ⽇
代表者 牟田口 陽介

<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
〒107-0051 東京都港区元赤坂 1-7-10 グランドメゾン元赤坂 2F
TEL: 03-3470-3171 Email: info@busybee.co.jp

■ ご参考


以下は、生成AIツール for Excel(2023年11月版)で提供する関数と使い方の例です。ご利用にはOpenAI社のユーザーアカウントで支払い方法を登録し、APIキー(秘密鍵)を取得する必要があります。


企画書の作成ならBB.ASK(...)関数

BB.ASK関数

形式 BB.ASK(<プロンプト>, [生成温度], [最大トークン数], [モデル])
例  BB.ASK("表計算ソフトについて説明してください")

ChatGPTのchat completion APIに質問文を送信し、応答を取得するための関数です。一問一答、QA形式の会話に適しており、もっとも安価に利用できます。

思い通りのコンテンツの生成にはBB.CHAT(...)関数

BB.ASK関数

形式 BB.CHAT(<役割列>, <内容列>, [生成温度], [最大トークン数], [モデル])
例  BB.CHAT(A2:A5, B2:B5)

※役割列は1行目が「system」、2行目以降は「assistant」「user」の繰り返しになります

ChatGPTのchat completion APIで、AIとの一連のやりとりを送信し、会話の続きを応答として取得するための関数です。過去のやりとりを示すことで、訓練データのない場合でも、AIの応答内容を調整できます。

フリーテキストの分類ならBB.CATEGORIZE(...)関数

BB.ASK関数

形式 BB. CATEGORIZE(<内容>, <分類>, [生成温度], [モデル])
例  BB. CATEGORIZE("セルに計算式が書けます", {"ワープロ","表計算","プレゼン"})

ChatGPTのfunction callingの機能を使って、分類候補を指定するだけで、指定したテキストを分類(タグ付け)するための関数です。プロンプトで分類させると指定外の分類を返したり「それは〇〇に分類できます」といった説明文になったりするなどの問題が発生せず、指定したとおりの回答を応答として取得できます。

■ 画像等のダウンロード


ご希望の場合、こちらからダウンロードできます

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03-3470-3171

受付時間 平日10:00~18:00
社名
株式会社ビジー・ビー
代表取締役
牟田口 陽介
設立
1997年7月16日
所在地
〒107-0051
東京都港区元赤坂1-7-10 グランドメゾン元赤坂 2F
事業内容
  • フィールド業務向けDXアプリケーションの開発・販売
  • ダッシュボード開発支援
  • データ利活用支援、投資最適化アルゴリズム開発支援
  • 大規模言語モデルを活用したP.A.I.生成支援
  • コンテンツマーケティング導入・運用支援