株式会社ビジー・ビー(本社:東京都港区、代表取締役社長:牟田口陽介)は、独自に開発
したマイクロソフト社の表計算ソフト Excel シリーズ用のアドイン『生成 AI ツール for
Excel』のアップデート(2024 年 2 月版)を同社の Office ストアで 2 月 16 日にリリース
(https://appsource.microsoft.com/ja-jp/product/office/wa2000062
31)しました。
『生成 AI ツール for Excel』は、米国 OpenAI 社の生成 AI である ChatGPT の機能を Excel 関数として利用するためのアドイン・ソフトウェア(無償1)で、昨年 11 月に発表して以来、 多くのお客様にご利用いただいています。 2024 年 2 月版では、画像認識用の LOOKAT 関数を追加、1985 年に Macintosh 版として 発売された Excel が初めて視覚を獲得しました。また、グーグル社の生成 AI モデルである Gemini Pro が選択可能になり、ChatGPT と Gemini の機能を Excel 内から共通の関数で利 用できます。さらに ChatGPT のファインチューニングにも対応し、訓練データを Excel の 表として用意することで、追加学習できるようになりました。 今回のバージョンから英語版『Generative AI Tool for Excel』の提供も開始し、データ分析 から PoC まで、「生成 AI プラットフォーム」として全世界でご利用いただけます。
1ご利用には OpenAI 及びグーグルのユーザーアカウントで API キー(秘密鍵)を取得す る必要があります。API の利用には別途費用が発生します。
画像認識用関数 LOOKAT()の追加2
Google Gemini Proの対応
言語モデルとして
OpenAIの GPT 3.5 Turbo、 GPT 3.5 Turbo 16k、 GPT4、グーグル
の Gemini Proが選択可能になり、両者の API、パラメーターの違いを気にせず、 Excelから利用可能になりました。
ファインチューニングに対応
ChatGPTのファインチューニングに対応、 GPT 3.5シリーズの学習モデルにユーザー
独自の訓練データを Excelの表として用意し、データの 整合性診断 、トークン数の見積
もり、 OpenAIへの データ 送信など、従来は 専用ツールや プログラム 開発 が必要だった
ことが、 Excelだけで可能になりました。 もちろん、 ご自身の ファインチューニングモ
デル は Excel関数から利用可能です。
ファインチューニング用の訓練データは、
次ページの 表のように、 userの質問と
assistantの回答のペアとして用意します。
2画像認識は、 OpenAIの GPT-4Vのみ対応
ファインチューニング用に、データの整合性診断、トークン数の見積もり、訓練データの
送信機能を用意しています。